2024.3.24
第3回・六弥苑Open Day
ここ最近グッといろいろなきなくささ?が露見してきている日本で。そこには有事の気配までが漂っているように思うのは、きっと私だけではないはず。とはいえ、いきなり田舎暮らしを始めるというのはハードルが高すぎるから、とりあえず2拠点・ダーチャという考え方を取り入れるのは? そうすると、なんだかちょっとだけ、気持ちが明るくなりませんか?
コロナをきっかけに「どこかにそんな拠点を」と考えはじめ、すぐに出逢った松崎町。そこからミラクルの連続でロクヤヲンができ、裏山の土中環境改善からスタート。そして、アースオーブン、縄文トイレ、ミニ菜園、コンポスト制作…といった、住環境まわりの諸々を。去年はお醤油と味噌を仕込み、横浜ではお米づくりをみなさんと一緒に学びながら都会を田舎を行き来し、慌ただしい毎日から一呼吸おいて、心も体もリラックスできる時間を過ごしてきました。
松崎町には、海・山・川・温泉・耕作地・湧水があり… そして、程よく便利な町でもある。空気がキレイ。そして、とっても文化的。この、都心から3時間ほどの、2拠点生活も充分可能なこのお宝スポットに、ぜひぜひご縁のある方々をご案内したく。
ロクヤヲンに訪れたことをきっかけに北海道にUターンした人や、生まれた土地で土中環境改善を普及させていこうと行動を始めた人、米づくりに触れたことで畑を借りることにした人など、多くの人の”何かしらのきっかけスイッチ”が、ロクヤヲンにはあるように思います。
前置きは長くなりましたが… そんな風に、皆さんの”何かしらのスイッチをオンできるかもしれない機会”になったら嬉しいなと、不定期で”ロクヤヲンOpen Day”を開催しています。(やっと本題に入れます…)
第3回 Open Day -昔ながらの醤油搾りを体験してみよう-
去年の4月にみなさんと仕込んだ醪(もろみ)*を、「ふね」と呼ばれる昔ながらの木製の道具を使って丁寧に搾る、昔ながらの醤油しぼりを体験できます。火入れをする前のしぼりたての「生醤油」は、このときしか味わえない、思わず目を瞑っちゃうおいしさ。
この生醤油を、地元の名物の塩鰹(しおかつお)*と地のりを乗せたうどんや、無農薬野菜のかき揚げにかけて味わいましょう。一年間の太陽のエネルギーと、みなさんの常在菌たちの波動で、いったいどんなお醤油ができているのか…今から愉しみすぎます。
<仕込み材料>
*糀をつけた大豆と塩(オーシマ・オーシャンソルト)
*湧水(伊那下神社の御神水)
講師(醤油搾り師)は、大谷浩之助(※)さん。大谷さん(ゴルゴ)のご紹介と、醤油づくりに至ったきっかけについては、以下の概要とスケジュールの後に記載させていただきますね。
第3回 六弥苑 Open Day「醤油づくり(しぼり編)」
日程:2024.3.24(日)
場所:六弥苑(ロクヤヲン)静岡県賀茂郡松崎町道部329
時間:10:30-16:30
参加費:3,000円(しぼり体験+生醤油を味わう外ランチ付)
※生醤油200ml・醤油(火入れ)200ml ・醤油(火入れ)1.8L 、当日販売します
服装:火を焚くので、化繊ではない動きやすい服の方が安心です
申込方法:申込フォームに沿って必要事項のご入力をお願いします
前泊ご希望の方:23(土)から来られる方は、宿泊も可能です。(個室もあります)一緒にうどんを踏んだり、温泉や海に行ったり、夜はBBQや焚き火をして、一緒にゆるゆると満喫しましょう。24(日)も宿泊可能です。(こちらは、ドネーション・ハートマネーをお願いします。ご予約はお早めに!)(ご入力は以下になっています)
1.お名前
2.メールアドレス
3.参加人数
3.宿泊の有無(定員以上のご希望があった場合、先着順となります)
4.どなたかのご紹介で加藤と面識のない方は、簡単な自己紹介をお願いしますご注意:申し訳ありませんが、イベント中のお車は、長八美術館向かいの公共駐車場にお願いします。(荷下ろしなど、短時間での乗り入れはOK!)
「ロクヤヲンでの醤油づくりに至ったきっかけ」
2016年当時、加藤が立ち上げに携わらせていただいた「菌カフェ753」を通して、今回ご指導をいただく大谷浩之介さん(ゴルゴ)と関口春江(ハルちゃん)ご夫妻に、「長野からいらっしゃる醤油搾り師・岩崎洋三さんをお迎えする夕食をつくってもらえないか?」と依頼をいただきました。
そして、そのときがちょうど!
ゴルゴとハルちゃん、そして、当時の加藤のボス・辻さんをはじめとした中山の「753プロジェクト」の醤油づくりは、既に8年目を迎えていて… 「醤油搾り師」としての御免状にあたる「フネ(醤油を搾るための道具)の設計図」を、ゴルゴが岩崎さんより賜ったとき。「お醤油が手作りできる」なんて考えたこともなかった加藤でしたが、そんなタイミングに運良く、おめおめと岩崎さんとの宴に同席させていただいたのでした。
岩崎さんは、長野県を中心に全国各地で手造り醤油を指導しておられる、現在日本で活躍されている醤油師を名乗る方々すべての、メストレにあたる方です。
「虹色醤油」と名付けられていたその搾りに参加もさせてもらい、フネからチョロチョロと流れる今まで味わったことのない薫り高き生醤油をペロンとした加藤は、そのおいしさに感動。しかも、みんな材料は一緒なのに、仕込んだ人たちや保管場所が異なると、出来上がる醤油の味が全然ちがっていることに、何より興味を持ちました。
そして今となっては更に、お醤油づくりの「結」にあたるすべてや「食べものを自給する」ということが、ロクヤヲン発足のすべてとマッチするじゃないか… と思ったタイミングで「ゴルゴのフネ、今年ようやく完成&始動!」のお知らせが^ ^
というわけで…
ロクヤヲンのオープニングにも駆けつけてくれ、つるくびリーゼン団でも特攻服に「搾り師」の刺繍を施しているゴルゴが、「ロクヤヲン行くよ!仕込もう!」と言ってくれたので、このすばらしいタイミングに、まんをじしてロクヤヲンでお醤油づくりができる運びとなりました。
今後は、ロクヤヲン周辺の「わたしたちもお醤油をつくりたい!」という方々とゴルゴをお繋ぎし、年に一度みなさんと樽を寄せ合って、ゴルゴに指導してもらいながらお醤油づくりをし。そして将来的には地域でもフネを持ったり、自給した大豆で糀もつけるところからの醤油づくりに挑戦もできたらいいなと考えています。
最後に… ゴルゴとハルちゃんの、現在の中山でのいろいろな活動が、素敵すぎるので、ぜひ、こちらのリンクをご覧ください!!
…………………………………….東京R不動産さんによる記事はコチラ
人や活動が集まる小さなまち 753villageとは?森のオトさんによる記事はコチラ
新しくて懐しい、手前醤油を仲間とつくる。753プロジェクト 大谷浩之介さん