3年ほど前の地球守さんの皇居勤労奉仕でのお弁当をご依頼いただいたことがご縁で、六弥苑にまつわる環境整備を、地球守・高田宏臣さんが手がけてくださることになりました。
高田さんが「土中環境」を執筆されるより前に、土気山ダーチャを訪れ感銘を受けたことが今につながっているため、御多忙の中、高田さんが六弥苑に関わってくださることは本当に感無量です。ここに、私が9月にダメ元(?)で高田さんに依頼のお願いをした際にご返信いただいたメッセージを転載させていただこうと思います。(読んだとき泣きました)
こんにちは!松崎町は素晴らしいところで、この環境を守ってきた先人の智慧と共に守り伝えてゆく必要があります。その役目をみおさんが与えられたように思います。僕は今年の正月、家族で松崎に滞在しました。リアス式海岸と海に迫る岩山、そして、山の中には遺跡のように、昔の人の棚田や水路の石積みの跡が埋もれています。忘れられた豊かさをここで再生するのはとても意味あることと思います。応援したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
高田さんとの出会いは、本当にいろいろな方によるお引き合わせで…(勤労奉仕のお弁当についてご縁をいただいた「やさい村」さん、そして再度ご依頼くださった「後藤純子さん」、そして、Facebookの投稿を見て ”今日の勤労奉仕のお弁当って、もしかして地球守さんですか?高田さんは僕が最も尊敬している方です!”とメッセージくださった「ふなくぼ農園」さん、さらに、土気山ダーチャにもご一緒し、以前より高田さんの本をベースに神奈川県・大井町の水源再生について活動されている「小宮真一郎さん」、さらに、小田原でのワークショップに一緒に参加してくれたバナネイラのお客さんたち… これらのどれが欠けても、今回のご縁には繋がりませんでした。そしてこれらの全てが、高田さんが私におっしゃってくださった「物事が発酵して縁起が育ってゆくのはそういうものですね」ということなんだと思います。
(高田さんの素晴らしさについては、私がここで綴るより、いろいろ検索していただいたり「土中環境」を読んでいただきたいので、あえて記載しません)
このプロジェクトに関しては、3.11に現地調査していただくのがスタートとなり、4.11に、現地で参加型ワークショップを開催します。その後も継続して地球守さんにご協力いただき、六弥苑の裏山を皮切りとして、環境を整備することによる「人にとっても動植物にとっても心地よい空間づくり・忘れられた豊かさの再生」を、みなさんと一緒に行っていきたいと思っています。
「忘れられた豊かさへの回帰」… これが六弥苑の軸です。