ロクヤヲンの裏山の中腹には、汲み取る必要がなく杜を豊かにしてくれる、災害時にも役立つバイオトイレ「縄文トイレ」があります。
地球上に暮らす人のほぼ全員が、毎日何度も繰り返し使う「トイレ」。土地を荒らさず、悪臭もなく、杜をより豊かにできる
「縄文トイレ(土中に排泄物を還元するバイオトイレ)」は、ダーチャには必要不可欠です。
裏山の階段づくり、アースオーブン制作に続きこの「縄文トイレ」を、大地の再生や、自然に対する想いが同じ方たちと一緒に創りたい。そんな想いから、オープン前の2022.9に、場づくりの一環として設置しました。
縄文トイレを端的に説明すると、穴を掘り、風を通す溝を作り、そこに落ち葉と炭を入れる。しかし、ポイントは「風の通り道を探して設置」すること。
その見立てが必要になるため、環境改善について、矢野智徳さん、高田宏臣さんのお二方から学ばれた「みすまる自然農園(八ヶ岳)園主・黒岩成雄さん」に、それぞれの視点を以て試行錯誤を重ねながら培われたさまざまな家周りの改善の智慧についてご教授いただきながら、黒岩さん率いる「チームいい感じ」のみなさんに制作していただきました。
植物も土の中の微生物も、土の中に新鮮な空気があるから元気に生きていけます。落ち葉と炭をかけることで土の中に新鮮な空気がたくさん送り込まれ、微生物が活発に働き、糞尿を分解してくれる縄文トイレ。
ロクヤヲンにいらした際には、ぜひ、縄文トイレを使用して、微生物ネットワーク(?)に加わってくださいね。